森羅万象の旅日記 



か、髪が逆立つ

その建物の中を案内してもらいました。玄関の近くでは磁石でちゃんと北を指
していた針が場所を変えるとくるくる回り始めて、驚いた事に百八十度反対の
南を指してしまうではありませんか。

四階には"気"のトレーニングルームがあり、真ん中の天井は抜けていてガラ
スでできたピラミッド型のトップライトになっています。その下に行ってお互い
の手のひらを近づけたまま少し立っていました。

すると手のひらに赤い斑点が出てきて手が熱くなってきました。この状態の時
は手に気が充満している時です。この手で体の悪い個所を触ると回復するの
だそうです。手当てという言葉はここからきているのです。

気に関しては人一倍敏感な沙らら先生は、この建物に入った瞬間から何か異
質なものを感じているようです。そのうち何か頭が変だというので振り返って
みると、さらさら髪がふわーと立ち上がっているではありませんか。

それくらい強い気がこの部屋に発生しているのです。東京からも気の訓練の
ために大勢の人がここを訪れるそうです。この"気"という概念は中国で生まれ
たものですが、二十一世紀はこの気が人類を救う手段のひとつになるかもし
れません。

長々とご愛読ありがとうございました。とりあえずここで一段落いたしまして、
新年になりましたら、風水絵日記海外編といたしまして再出発したいと思いま
す。二十一世紀はもっともっと風水が注目されるようになると思います。

私も益々風水に磨きをかけて、よりよい情報を皆様に伝えていきたいと思い
ます。それでは二十一世紀が皆様にとってよりよい時代となりますように。

                      鬼博








                    終点です。