森羅万象の旅日記 



鬼無里村の姥捨て物語

鬼無里(きなさ)という名前に惹かれていつか訪ねてみようと思っていました。鬼博の私が言うのも変な話ですがいい名前ですよね。そしてその村は深い山の中にありました。

山頭火の歌にこういうのがありました、分け入っても分け入っても青い山、まさにこんな感じです。名前のように優しい感じのする村です。本道からはずれて、村を一望に見渡せる所に行こうと思い、舗装もされていない山道を登っていきました。

開けたところに出ると、今はもう使われていない建物があり、あたり一面すすきでいっぱいです。おおよそ人なんか来るような場所ではありません。帰ろうと思いUターンすると、道の端におばあさんが一人座り込んでいるではありませんか。

服装からみると、仕事の途中ではないし、山歩きでもなさそうです。あたりには人の気配はまったくありません。ふと姥捨て山の話が頭の中をよぎったが、まさかこの現代にそんなことがあるわけがない。

声をかけようか迷ったけど、なんとなくはばかられて、そのままにしてしまったけど、あれからどうしてしまったのだろうか。

風水ワンポイントアドバイス

北には二通りのとり方があるのをご存知でしょうか。建築などでは真北(しんぽく)といって太陽南中時の北を取ります。

磁石が示す北は磁北といって真北と関東地方では約六度くらいの差があります。これは地球の南北を結ぶ軸が少し傾いている事から起こります。

この差を偏差といって、北海道では八度から九度、東北で七度、九州で五度くらいの差があります。風水でもどちらの北を取るか問題になることもあります。

天体の動きという観点からすると真北だと思うが、地球の問題、特に地磁気という点から考えると磁北のような気もします。

これはもう少し考えてみます。




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