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高齢化に対応した住宅改修に加えて、自分達らしい楽しい生活を実現した住宅改修の例です。


施主様は50代のご夫婦で、二人暮らしになる事を機会に『お互いの趣味を一生涯楽しめる家を作りたい』という御希望での相談でした。

ご主人は「蕎麦打ち」が趣味で、その実力はプロ級です。(ご馳走になりました)
奥様は茶道の先生をされていて、ご自宅に本格的な茶室を作りたいというご希望でした。


試行錯誤を繰り返し、高齢化に備えたバリアフリーでありながら「和」を意識した空間作りとなりました。
旧玄関

もともとは洋風でシックな玄関でした。

お茶室(にじり口)へはこの脇を通り
ますのでやはり、和風にしたいという
ご希望です。





新玄関

木製の格子戸と面格子を目隠しに使う
ことで現代的な和風に仕上がりました。

鉄平石のポーチの黒が引き締まった
感じを与えます。





旧玄関土間

ごく普通の玄関土間でした。



新玄関土間

珪藻土を使った壁に思い切ったアールを
付けて間接照明を施しました。
全体的にやわらかい光が印象的です。



旧リビング

広いリビングですが、大きな段差が
気になります。



新リビング

段差のある部屋をなくし、更に広々とした
空間になりました。



新リビング

和風のロールカーテンを付ける事で
いっそう、高級感がある空間になって
います。



旧キッチン

手狭で、ご主人の蕎麦打ちは少々難しい
ようですね。



新キッチン

シンクも大きくなり、お二人で一緒にお料理
をすることも出来るようになりました。



新キッチン

キッチン(右)とリビングはゆったりと
つながっています。高齢化に向けて
周囲の壁には手すりを取り付けました。



新キッチン

勝手口の手前にチラッと見えるのは、
ご主人専用の蕎麦打ちスペースです!




旧トイレ、脱衣室

ご両親がいらした時に介護可能なように
既に改修されていました。プライバシーの
問題が少し気になります。






新トイレ、脱衣室

トイレと脱衣室の間に大きな引き戸を
付けて、プライバシーを確保しました。

更に向かい側にも引き戸を付ける事で
お客様がトイレを利用する際に生活空間
に入られる事もありません。



茶室

京壁に赤松の柱が映えます。
主人側には網代天井も見えています。



茶室(にじり口)

お客様は玄関脇を通ってこちらから茶室に
入ります。安全性の確保に苦心しました。



茶室

個性的なアーチ型の入口は、廊下から
茶室に入る時に利用します。

引き違い戸の向こうは生活空間です。



茶室(水屋)

茶室隣にある水屋です。向かって左が
茶室の入り口、右側はトイレの入り口です。








茶室

茶室には大変多くの決まりごとがあります。
決まりに沿って炉が切られています。

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