最近、テレビや雑誌などで度々マイナスイオンを耳にします。イオンにはマイナスイオンとプラスイオンがあるのですが、プラスイオンが体内に入ると体液を酸性化させて、アトピーとかアレルギーのような症状をひきおこします。

又、ストレスが貯まったり、疲れがなかなか取れないとか、老化の原因にもなります。

マイナスイオンには酸化還元作用があり、体を生き生きと活性化させ心身ともに老化を防ぐ、などのようなプラスイオンとは全く反対の作用があります。

しかし現在はプラスイオンの比率が高くなっています。プラスイオンを発生させるものといえばゴミ焼却場から出る排煙とか排気ガス、また、パソコン、電子レンジ、冷蔵庫、コピー機、携帯電話などのような電子機器からも多く発生します。

しかし、どれも便利な物ばかりでこれらを抜きにしては私達の生活も仕事も考えられないほど深く社会に浸透しています。しかしこうした電気製品を長時間使えば使うほどプラスイオンを発生させ健康を害している事になってしまうのです。

それでは生命を根源から強化することが出来るマイナスイオンはどうやって取り入れたら良いのでしょうか。マイナスイオン発生装置もあるのですが本格的なものは価格も高いので、もっと安価に出来る方法を考えましょう。

ひとつは森林浴です。木はフィトンチッドという物質と同時にマイナスイオンも放出しているのです。又、滝壷の回りもマイナスイオンにあふれています。

滝の近くに行くと清々しく快適な気分にさせられるのもその作用なのです。身近なところですと、炭の持つ効果があります。特に密度の濃い備長炭は消臭、除湿作用ばかりでなくマイナスイオンを放出するので台所や電子機器の近くに置いておくと有害なプラスイオンを吸収して空気を清浄な状態に保ちます。

又、最近話題になっているシックハウス症候群も化学物質資材が原因となっています。

2000年代という新しい時代に入った現在、先人の生活の知恵をもう一度再確認して取り入れることにより解決できる事は少なくないと思います。

イオンについて研究している学者が「マイナスイオンは風水で言うところの気のようなものかも知れない」語っていたことがありましたが、風水では、この「気」を把握することが全てであると言っても過言ではないのです。