現在、精神対話は受付を中止しています






皆さんにも覚えがあるかも知れませんが、私は小さい頃に嬉しかったり悲しかったりビックリした事があった時、誰かに聞いてもらいたくて「聞いて、聞いて！」と周囲の人（母や兄姉）のもとに飛んで行きました。

その頃は周りの人達に何でもかんでも話しをしていたような気がします。

子供だったので意識はしていませんでしたが、誰かに話をする事で嬉しい事はもっと嬉しく、悲しい事や驚いた事は上手に整理する事ができたのかも知れませんね。

「話す」という事は「放す」や「離す」に繋がります。

様々な辛い出来事の中で心が硬くなってしまった時に、その想いを誰かに話す事で、心の重荷を手放す事が出来るのです。

また、心に重くこだわり続けている事（失恋や傷付いた言葉等）も誰かに愚痴ってしまう事で、驚くほど心が軽くなるものです。消えなかった重いこだわりから気持を切り離す効果があるのでしょう。

誰でも思いっきり話をすると「スッキリした〜」と感じることがありますね。

グチャグチャで整理できなかった気持が綺麗に整理されるスッキリ感でしょうか。

専門的にはカタルシス（精神浄化作用）という言葉を使いますが、気持が整理されて自分の今の気持ちがクッキリと見えて来る「見通しが良く明るい状態」です。

これだけ良い効果があるので、すぐにでも思いっきり話をして「見通しが良く明るい状態」になりたいと思うかもしれませんが、ここに大きな問題があります。






気持はスッキリさせたいけれど、友達や家族に思いっきり話す事は難しいかも知れません。
難しいというよりも、返って状況を悪化させる事もあるのです。

あなたにも覚えがあるかも知れませんが、誰かの愚痴や自慢話を一方的に聞かされることの苦痛と言ったらありません。

友達なら少しは我慢してくれるかもしれませんが、その後、嫌われたり避けられたりする可能性があります。

また、家族なら「お前が悪い」と手厳しく批判されるかもしれませんね。

どうやら家族や友人には「話して良い事」と「話してはいけない事」があるのです。

話を聞いた人が重荷に感じる事（誰かを深く恨んでいるとか）や、聞いた人がちょっと不愉快になる事（悪口や不満等）は、その後の人間関係を考えると身近な人にはあまり言ってはいけない事なのかも知れませんね。

過去の恋人の思い出話や仕事に成功して高収入になった話など、つい喋りたくなりますが周囲の人はあまり歓迎してはくれません。

反対に苦労している話などは優しく聞いてはくれますが、情報はどのように漏れて行くか分からないのも事実です。

自分が聞いて気分の悪い話は周囲の人にはしない方が良いし、賢明なあなたは多分していないでしょう。

大人になった私達は、子供の頃のように「聞いて、聞いて」という訳には行かないのですね。

残念ですが、それが現状なのです。






話す事でカタルシスを得るためには「きっちりと聞く相手」が必要です。

では、家族や友人はどのように話を聞いているのか、考えてみましょう。

・あなたの話を途中まで聞いて「それは違う・・」とか「またその事か・・」と感じています。

・途中で他の話題（自分が好きな）に変えようとして「そうそう、私の場合はね・・・」など口を挟みます。

・この話はいつ終わるのかな？と思い「で、どうなったの？」と省略します。

・途中から別の事を考えて自分が話すチャンスを待っています。等々

勿論、全員がそういう訳ではありませんが、自分でも思い当たる節があるのではないでしょうか。


実は友人同士で話をしてスッキリしたいのはお互い様なのです。

おしゃべりな人よりも聴き上手の人がモテルという理由もそこにあるのだと思います。

もし、あなたが話をしてスッキリしたいと感じているのであればアランロウの精神対話カウンセリングを一度経験してみてください。

心ゆくまでお話をする事で、貴女に本当のカタルシスを感じて頂きたいと思っています。






　次のようなお話しをされる方が多いですね。

　　　1位　愚痴
　　　２位　ちょっと自慢
　　　３位　腹がたった事
　　　４位　内緒の恋






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